
hanasoの教材一覧を見ると、「初級者用基本英文法」も「SIDE by SIDE」も入門者向けです。
それなら、日本語がほとんどないSIDE by SIDEを選んだほうが、英語の勉強になりそうだと思いませんか?
私はそう考え、hanasoを始めて2日後にSIDE by SIDE Book 1を選びました。しかし、今から初心者に戻るなら、同じ順番では始めません。
大人になって英語を学び直す初心者には、①初級者用基本英文法、②英会話フレーズ、③SIDE by SIDEの順番をおすすめします。
私はSIDE by SIDEをBook 1から4まで、合計655回受講しました。だからこそ伝えたいのは、SIDE by SIDEが悪い教材なのではなく、当時の私には選ぶ時期が早かったということです。
この記事では、約13年・7,043回のレッスン履歴を振り返り、教材選びで遠回りした経験と、初心者にすすめたい学習の順番を紹介します。
結論:大人の初心者には、この順番をおすすめします
私がいま、英語を忘れてしまった大人の初心者へすすめる順番は、次の3ステップです。
- 初級者用基本英文法で、中学英語を日本語で理解し直す
- 英会話フレーズで、覚えた英文を口から出す練習をする
- SIDE by SIDEで、英語だけの説明や対話練習に挑戦する
hanasoの教材レベル表に、私がすすめる順番を追記したもの
hanasoの公式の教材レベル表では、「初級者用基本英文法」と「SIDE by SIDE」は、どちらも入門レベルから選べます。
しかし、同じ入門向けでも学び方は異なります。初級者用基本英文法には日本語の説明があり、SIDE by SIDEは基本的に英語だけです。
中学英文法を忘れている大人は、難しい教材へ急ぐより、理解できる教材で「話せた」を増やしたほうが続きます。
なお、私は初級者用基本英文法を実際には受講していません。SIDE by SIDEを続けるうちに英語力が上がり、この教材の良さに気づいた頃には、私には簡単な内容になっていたからです。
そのため、この順番は「3教材を同じ条件で比較した結果」ではありません。約13年前の自分が選び直すなら、どこから始めるかという、受講履歴を振り返った結論です。
私がSIDE by SIDEから始めた理由
私がhanasoを始めたのは、2013年10月27日です。初回は体験用テキストを使い、2日後の10月29日にはSIDE by SIDE Book 1へ進みました。
当時、初級者用基本英文法の目次を見て、こう思いました。
さすがに、これは私には簡単すぎるだろう。
Be動詞や疑問文など、中学生のときに習った内容が並んでいました。外国人講師と英語を学ぶのに、日本語が多い教材を選ぶのは、少しかっこ悪いとも感じていました。
そこで、「英語を学ぶなら、日本語が書いていない教材のほうがよいだろう」と考え、SIDE by SIDEを選びました。
いま振り返ると、これは教材の難易度よりも、自分のプライドを優先した選び方でした。
簡単な文法を知っていることと、外国人講師の前で、その文法を使って話せることは別です。当時の私は、その違いを理解できていませんでした。
SIDE by SIDEはBook 1でも、初心者の私には難しかった
SIDE by SIDE Book 1を開いて最初に戸惑ったのは、本文だけでなく、目次ですら英語だらけだったことです。
どのページで何を勉強するのか確認したくても、章の名前から英語です。レッスンを始める前の段階で、すでに難しさを感じました。
たとえば、次のような項目が並んでいます。
- To Be + Location
- Subject Pronouns
- To Be: Short Answers
- Possessive Adjectives
いまなら意味はわかります。しかし、英会話を始めたばかりの私には、何を学ぶ章なのかを理解するところから負担でした。
レッスン中に回答を間違えると、講師は英語で説明してくれます。ところが、その解説を理解するための英語力がありません。
「間違えたことはわかる。でも、なぜ間違えたのかがわからない」。この状態では、レッスンを楽しむ余裕がありませんでした。
また、SIDE by SIDEは海外の学習者向けに作られた教材です。イラストや会話の雰囲気にも、日本の教科書とは違う印象があり、慣れるまで時間がかかりました。
わからない単語があれば、紙の本を見ながらパソコンへ入力して調べます。画面上の文字を選択して翻訳できる教材と比べると、調べる手間もかかりました。
SIDE by SIDEを655回受講した履歴からわかったこと
私が実際に使ってきたSIDE by SIDE Book 1〜4(筆者撮影)
2026年8月15日にhanasoのレッスン履歴を確認すると、SIDE by SIDEの受講回数は合計655回でした。
| 教材 | 受講回数 |
|---|---|
| SIDE by SIDE Book 1 | 69回 |
| SIDE by SIDE Book 2 | 69回 |
| SIDE by SIDE Book 3 | 229回 |
| SIDE by SIDE Book 4 | 288回 |
| 合計 | 655回 |
私はBook 1から4までをやり切りました。付属CDの音声を持ち歩けるデータへ変換し、当時使っていたAppleのiPodへ入れて、通勤中にも聞いていました。
ただし、効率よく復習できていたかと聞かれると、疑問が残ります。聞くだけで終わる日も多く、どの表現をいつ復習するかは、自分で管理する必要があったからです。
2013年の受講は50回、2014年は160回、2015年は362回でした。特に2014年は仕事が非常に忙しく、英語力も伸び悩んでいました。
受講回数が少なかった理由を、教材だけのせいにはできません。しかし、内容を理解しにくく、レッスンを楽しめていなかったことも、休みがちになった一因だったと感じています。
なお、履歴には後年にSIDE by SIDE Book 3・4へ戻った記録もあります。私は1日に2回受講することが多いため、そのうち1回で使った可能性はありますが、正確な理由は覚えていません。
わからないことを、都合よく推測して断定はしないでおきます。
先にhanasoメソッドを使いたかった理由
SIDE by SIDEを一通り終えたあと、私は「英会話フレーズ」へ移りました。レッスン履歴では、英会話フレーズを初級編82回、中級編333回、合計415回受講しています。
ここで大きく変わったのが、レッスンと復習がhanasoのシステム内でつながったことです。
- パソコンやスマホで復習できる
- 日本語の説明を読んで、文法や表現を理解できる
- 声に出しながら、瞬間英作文を練習できる
- 苦手なフレーズが復習問題として再び出る
- マスターフレーズテストに学習日や結果が残る
- 対応できる講師が多く、お気に入り講師を選びやすい
学習したステージ、結果、テスト日を確認できるマスターフレーズテスト
予約、予習、レッスン、翌日の予約、復習。この一連の流れを、hanasoの会員画面で進められるようになりました。
私はhanasoメソッドの教材も紙に印刷し、紙と画面を使い分けていました。落ち着いて読みたいときは紙、単語をすぐ調べたいときは画面という使い方です。
英会話フレーズへ移ってからは、復習中に英文を何度も声に出しました。その結果、日本語を見て英文を作る「瞬間英作文」の力が上がり、レッスンでも表現が口から出やすくなったと感じています。
hanasoメソッドの瞬間英作文で10秒では足りないときに使った工夫は、付箋アプリで答えを隠す復習法で紹介しています。
それでも、SIDE by SIDEで身についた力はあります
ここまで読むと、SIDE by SIDEを否定しているように見えるかもしれません。しかし、SIDE by SIDEそのものは、対話練習に強い教材です。
テキストは、講師と生徒が質問者と回答者を交代しながら進めます。
この練習を繰り返したことで、私は次の力を鍛えられました。
- 講師の質問を聞き取る力
- 質問に合った形で答える力
- 自分から英文を組み立てて質問する力
- 日本語に頼らずレッスンを続ける力
日本語が書かれていない本を、日本語が通じない講師とBook 4までやり切った経験は、自信にもなりました。
つまり、私の結論は「SIDE by SIDEを使わないほうがよい」ではありません。
SIDE by SIDEは、基礎を理解し、簡単な英会話フレーズが口から出るようになってから使うと、良さを生かしやすい。
これが655回受講した私の実感です。
SIDE by SIDEから始めてもよい人
初心者でも、全員が初級者用基本英文法から始める必要はありません。
次のような人なら、SIDE by SIDE Book 1から試してもよいと思います。
- 中学英文法をだいたい説明できる
- 英語だけの目次を見ても、大まかな内容がわかる
- 講師の簡単な英語の説明を聞き取れる
- 間違いを英語で直されても、理由を理解できる
- hanasoメソッドの初級内容を簡単に感じる
- 英会話フレーズの初級編を終えた
反対に、Be動詞と一般動詞の違いに迷う人や、英語で訂正されると固まってしまう人は、先に日本語で基礎を確認するほうが安心です。
教材の難易度は、プライドで決めるものではありません。25分間、講師と話しながら「少しわかる、少しできる」と感じられるかで選ぶのがよいと思います。
教材選びで迷った初心者は、レベルチェックから始める
いまのhanasoには、自分のレベルを確認できるレベルチェックがあります。受けたあとに、おすすめ教材も表示されます。
私のように「日本語がある教材は簡単すぎる」と見た目だけで決めず、まず診断結果を教材選びの参考にしてください。
実際の受け方と、2024年・2026年の結果比較は、hanasoのレベルチェックをやってみた記事にまとめています。
初めての無料体験なら、次の流れで十分です。
- レベルチェックを受ける
- 表示されたおすすめ教材を確認する
- 迷ったら、初級者用基本英文法か英会話フレーズから試す
- 簡単すぎたら、次の教材へ進む
- 難しかったら、戻って基礎を確認する
教材は、一度選んだら最後まで変えてはいけないものではありません。合わなければ戻る。簡単なら進む。その調整も、長く続けるための大切な学習です。
hanasoの無料体験前に準備できる公式教材やフレーズ集は、約13年利用者が選ぶ公式ブログ・無料教材3選で紹介しています。
教材を買う前に、無料体験で自分に合う順番を確かめよう
私が遠回りした原因は、現在の英語力を確認せず、見た目だけでSIDE by SIDEを選んだことでした。
これからhanasoを始める方には、最初から市販教材を買うことをおすすめしません。
hanasoでは、25分の無料体験レッスンを2回受講できます。まずレベルチェックを受け、表示されたおすすめ教材を確認してください。
初心者なら、1回目は初級者向けの基礎教材や英会話フレーズを試してみるのがおすすめです。レッスン後は、hanasoメソッドの復習機能も使ってみてください。
「内容を理解できた」「講師の説明についていけた」「復習でもう一度話せた」と感じたら、その教材は現在の自分に合っています。
簡単すぎると感じてから、SIDE by SIDEへ進んでも遅くありません。
SIDE by SIDEは別途購入が必要な教材です。だからこそ、先に無料教材を試し、自分に合う難易度を確かめてから購入を判断したほうが安心です。
教材を買う前に、自分に合う学習順を確かめる。これが、約13年前の私と同じ遠回りを防ぐ方法です。
まとめ:後悔したのは教材ではなく、選んだ順番です
私はhanasoを始めてすぐ、SIDE by SIDEを選びました。
日本語が多い初級者用基本英文法を簡単すぎると決めつけ、英語だけの教材を選ぶほうが、かっこよく学べると思っていたからです。
しかし、英語だけのBook 1は、当時の私には難しい教材でした。講師の訂正も英語なので、間違えた理由を理解できず、レッスンを楽しめない時期もありました。
約13年・7,043回の履歴を振り返った今、英語を忘れた大人の初心者には、次の順番をおすすめします。
- 初級者用基本英文法で理解する
- 英会話フレーズで口から出す
- SIDE by SIDEで英語だけの対話へ広げる
簡単な教材から始めるのは、遠回りではありません。
理解できる。話せる。楽しい。だから、次も予約できる。
この流れを作ることが、英会話を続ける一番の近道だと、私は感じています。
受講回数と日付は、2026年8月15日にhanasoの会員画面で確認したレッスン履歴に基づきます。教材の感じ方やおすすめ順は、私自身の経験によるものです。